家族で沖縄に移住する前に知るべき本土との違い

沖縄について

家族で沖縄に移住を考えている方にとって、先ず気になるのが生活環境のことだと思います。特に小さいお子さんがいらっしゃるご家族にとっては住む場所や保育園、幼稚園、学校のことも考えなければなりません。

このサイトでは沖縄に移住されるご家族にとって、快適な沖縄生活を送っていただく為のポイントについて、筆者の実体験をもとにわかりやすく解説します。

本土との違い-環境編

その1:高温多湿な気候

沖縄の夏は暑くても本土のように35℃を超えることはほぼありませんが、湿度がかなり高い為、体感としては本土と同じくらいかもしれません。ただ風がかなりあるので、快適さでいうと沖縄の方が上だと思います。冬も低くても15℃前後です。気候面では本土より過ごしやすく、一年通してほぼ薄着でしのげます。寒い時でも、軽く羽織るものがあれば十分で、コートやジャンパーはほぼ不要です。

一方5〜10月(沖縄は5月上旬に梅雨入りします)は湿度対策が必要となります。特に夏場は雨の日が多く、放っておくとクローゼットやタンスの中は一瞬にしてカビが増殖しますので要注意です。

その2:猛烈に強い日差し

沖縄は本土よりも日差しが強く、時には痛みを感じる程です🌞特に夏場の快晴の日は対策なしで外を出歩くと、すぐに肌を痛め、ひどい時は火傷の様に、皮膚が爛れて真っ赤になります。私は冬場に子供と公園て30分遊んだだけで、顔から首周りにかけて、真っ赤になりヒリヒリが3日間取れませんでした😣またシミにもなりやすい為、特に女性、子供は紫外線対策が重要になります。❗️

8月のUV インデックス

沖縄は紫外線対策が大事なんだねー



その3:比較的多い虫や生き物

沖縄は高温多湿であるが故に、内地では見たことのない虫や生き物がよく出ます。夏場よくみかけるのが、ヤモリアフリカマイマイ(巨大なカタツムリ)です。ヤモリは人に害を及ぼしませんが、アフリカマイマイは触ってしまうと寄生虫が傷口や粘膜から侵入して、体内に寄生し最悪死に至ると言われており要注意です!

また沖縄はゴキブリが多い!とよく聞きますが、日本はもともと比較的多い国と言われているので、筆者としては本土との差はあまり感じません。ただ、本土に比べサイズが少し大きい気がします。ゴキブリは高温多湿の環境を好んで住み着く習性があるので特に生ゴミはなるべく早めに処理して、部屋への侵入を防ぐ必要があります。



⬇️⬇️沖縄でよく目にする生物 ⬇️⬇️

(虫が苦手な方は閲覧注意!!)

  1. ヤモリ
  2. アフリカマイマイ
  3. 紙魚
  4. ヒイロトゲナシケバエ

高温多湿は虫にとっては住み心地よい環境なんだね。けどやっぱり虫は苦手だなー。

その4:尋常ではない腐食速度!

沖縄は地理的に海に囲まれているは関係上、雨や風に塩分が含まれる為、金属の腐食速度は本土の10倍速いといわれています。実際に私も本土から持ってきた自転車が半年も経たないうちにサビだらけになりました。。車を含めて、外に出している物はあっという間に腐食してしまう為、塩害対策が不可欠です。

海に囲まれているからサビやすいのか。。対策が必要なんだね。



本土との違い-生活編

その1:メガバンクATMが無い。。

私が沖縄に引っ越した際に最初にやったのが、銀行口座の手続きでした。沖縄は沖縄銀行、琉球銀行、海邦銀行が主流となっており、本土にある三井住友や三菱UFJのような大手銀行は残念ながら何一つありません。コンビニのATMで引出しや振り込みはできますが、ほとんどの場合は手数料がかかってしまいます😔ゆうちょ銀行が唯一、本土にもあって沖縄でも不便なくATMが利用できる銀行となっています。

沖縄に引越したらまず銀行口座を作らなきゃだね!

その2:公共交通機関はゆいレール(モノレール)かバス

那覇空港から浦添までゆいレールが走っていますが、走行範囲が狭い為、特に小さい子供がいるご家族にとっては車が必需品となります。沖縄は車社会で、通勤時間帯と帰宅時間帯はほとんどの道路が渋滞となるので、早めの行動が必要になります。

車は必需品だね。渋滞は都会も一緒だし大丈夫!

食料品や生活必需品の購入は沖縄限定のスーパー

食料品や生活必需品の購入は以下の沖縄限定のスーパーが中心になります。

  1. サンエー
  2. リュウボウ
  3. カネヒデ
  4. ユニオン

店舗数はサンエーが圧倒的に多いですが、品質ではリュウボウ、安さではユニオンが定評があります。勿論、IAON等の大型商業施設も数カ所ありますが、住宅街から離れている施設が多いのでバスか車での移動となります。

コンビニも沢山あるので、買い物での利便性に関しては、本土に比べて遜色はありません。が、高島屋、伊勢丹、阪急のようなデパートはないので、記念日等で高価なプレゼントを購入する場合は通販に頼るしかありません。

沖縄にも大型商業施設はそれなりにあるから安心だね。

その4:特殊な水道水の仕組み

沖縄の水道水事情が本土と大きく違うので実態をよく把握した上で取り扱う必要があります。まず水質についてですが、本土より硬度が高くなっています。硬度とは水中に含まれるミネラル成分のうち、カルシウムとマグネシウムの量を対応する炭酸カルシウムに換算したものです。

環境には影響ありませんが、乾燥すると白い石灰のような粉が付着し、水周りは真っ白になります。なので沖縄ではシャワーヘッドがよく詰まる事例をよく耳にします。私は実際、お風呂の温度調節用のサーモスタットに粉が詰まり、お湯が出なくなった事象を経験しました。(業者を呼んでサーモスタットを交換して解決しました。)

また、沖縄は過去の水不足対策でマンションには貯水タンクを設置し、そこから各部屋に配水する方式を適用してます。この貯水タンクは一定の大きさ以下であると定期点検、清掃に関する法的定めがない(2022年4月現在)為、衛生上の保証はありません。しっかりと自主的に清潔を保っている所もあるとおもいますが、不安なので私は飲み水としては使用していません。

生活する上で、水は大事。沖縄の水道水は使い方に注意だね。

その5:TVの民放は3チャンネル

テレビ放送についてですが、沖縄県の民放放送は3チャンネルです。

  • 琉球放送(RBC)→TBS系列
  • 沖縄テレビ(OTV)→フジテレビ系列
  • 琉球朝日放送(QAB)→テレビ朝日系列

日テレ系列が見れないのと、殆どが数ヶ月前に本土で放送された番組の再放送となっている為、特に東京、大阪など都会から移住された方には少し物足りなく感じるかもしれません。

ただ今はネットで何でも見れる時代なので生活する上ではあまり問題になりません。

最近、テレビよりYOU TUBEが面白いし、NETFLIXやAMAZON PRIMEを使うと安くで見れるからあまり問題にならないな。



沖縄で快適に生活する為の必需品はコレだ!

その1:虫対策

繰り返しになりますが、沖縄は高温多湿で本土に比べ、虫が多いのでしっかり対策しておきましょう!まず殺虫剤はなんでもいいので必ず常備しましょう。また、私の経験上築10年以上の物件は、狭い場所に虫が潜んでいるケースが多いです。

私は当時築15年の那覇市内のマンションに引越ししましたが、紙魚といわれる見た目が少し気持ち悪い虫が室内に大量発生しました。不動産や周囲の方に相談しましたが、沖縄では日常茶飯事とあまり取り合って貰えなかったので、色々と調査した挙句に辿り着いた商品がバルサンEXプロでした。

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家具の保護や煙探知機のカバーなど下準備は少し手間ですが、実際に使用すると、効果は強烈でビックリするほどの虫の死骸が床に落ちてました。1ヶ月後にもう一度使用し、その後は殆どといっていいほど現れなくなりました。築年数が大きい物件は荷物を入れる前に、一度この強力なバルサンEXプロを使用することをオススメします。だいたい6畳一間に一つ使うイメージで、使用する間は換気扇を切ることもお忘れなく!

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その2:カビ対策

沖縄は一年通して湿度が高い為、特にクローゼットはカビ対策を怠るとあっと言う間に、大切な衣服が台無しにになってしまいます。スーパーで売っている湿気取りを置いても、すぐ水が一杯になってしまい、沖縄の湿度には勝てません。また、湿気取りは室内の湿気を集めてしまう為、湿気の多い沖縄だと逆効果とも言われてます。

そこで、オススメなのが、アート引越しセンターで取り扱っているアートカーボンシートです。

カーボンは水分を寄せ付けない性質を持っている為、このカーボンシートをクローゼットの壁に貼り付けることで、衣服に湿気を寄せ付けず、カビから守る事ができます。私もこのシートを使用していますが、日当たりの良くない場所にあるクローゼットでも4年の間一度もカビを見ておりません。今のところかなり高い効果が発揮されることが証明されております。

「除湿機は必要ですか?」と聞かれることがよくありますが、沖縄では湿気が著しく高い為、水タンクが直ぐに一杯になり頻繁に水抜きが必要になる上、除湿機の放熱により部屋の温度があがるデメリットがあります。私の経験上、除湿はエアコンの除湿機能で十分です。

その3:サビ対策

沖縄は雨風に塩分が含まれている為、鉄製の金属は外気に晒すと、瞬く間に腐食してしまいます。沖縄で金属製の物を保管する場合は、防錆処理は欠かせません。私もこの錆びにはずっと悩まされ、色々と試しましたが中でも比較的効果があったのがKURE6-66です。この防錆剤は元々船舶用なので沖縄での塩害対策には最適です。

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残念ながらどれだけ防錆処理を施しても、錆びから鉄製の物を完璧に守ることはほぼ不可能です。錆びが発生したら早めに錆び取りを行いましょう。

オススメは同じくKURE製の錆取りクリーナーです。酸性の為匂いが若干キツいですが、ジェル状で塗布しやすい上、金属表面上の錆びであれば結構取れます。錆び取りした後にKURE6-66を塗布すると、防錆効果が向上しそこそこ長持ちします。

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また前述の様に、沖縄では車が必需品の一つとなりますが、足回りがサビてしまうと、高い代償となってしまうので、必ず車体にアンダーコートを施しておきましょう。車のコーティングは沖縄ではZAPSが有名で、メーカー社のコーティングの請け負いもやっております。アンダーコートだけでも4万〜5万円と費用はかかりますが、足回りの修理費を考えると安い価格です。

その4:飲料水対策

沖縄の水道水は硬度が高く、乾燥すると石灰が白い粉状になって付着する程です。特に小さいお子さんがいるご家族は少し費用がかかりますが、アクアクララなどのウォーターサーバーを飲料水として使用をオススメします。アクアクララで大体月3000円程ですが、水道水を都度沸騰させて容器に移す手間を考えると安いかもしれません。



その5:暑さ対策

5-10月の間、沖縄では蒸し暑い日が続き、またこの時期になると雨の日が多いことや、虫の侵入防止の観点から、窓を開けられない日が多いため、エアコンは非需品になります。私も沖縄に移住してエアコンの購入に悩みましたが、3年住んでわかったエアコンの購入にあたって抑えておきたい3つのポイントを紹介します。

①節電効果の高いエアコンを選択

5-10月は蒸し暑い日が続くため、家にいる間はエアコンがフル稼働になります。うちは4人家族で通常使うエアコンは2台ですが、エアコンを使用する時期は使用しない時期に比べて平均+7000となっています。初期費用もそれなりにかかりますが、3年以上住むのであれば節電効果の高いエアコンを購入するほうが絶対にお得になります。

②耐食性のある室外機を選択。

エアコンの室外機は沖縄の雨風に晒され続ける為、腐食しやすくなります。腐食すると室外機の中のフィンが詰まり、冷却効果が大きく下がってしまいます。そこでオススメするのが、エディオンでサービスしているブルーフィンです。

私もエディオンでこのブルーフィンの室外機を購入し、3年経ちましたが今のところは耐食性効果が証明されております。(もう1台のブルーフィンなしの室外機はフィンが腐食して真っ白になっているのがわかります。)

③虫の侵入防止対策

沖縄は特に夏場は虫や生き物が大量発生し、室外機の故障や、部屋内の侵入に繋がることがあるので対策が必要になると言われています。

(1) ヤモリガード

沖縄ではヤモリが室外機に侵入することで、内部基盤でショートを起こし、故障に繋がると言われています。ヤモリが室外機の基盤に侵入するのを防ぐために、隙間をスポンジ等で埋める処置をヤモリガードと呼ばれています。

ただマンションの上階や周囲に草木がない場所であればヤモリも近寄れない為、ここまでの対策は必要ないでしょう。私はヤモリガードを使用していませんが、いまのところ被害に遭遇しておりません。

(2) エアコン排水用ホースキャップ

虫やゴキブリは狭い隙間から部屋に侵入する習性があります。特にエアコンの排水用ホースは虫やゴキブリにとっては格好の部屋への進入路となり実際に私の周りでも被害に遭われた方が数人います。値段も安いので、沖縄でエアコンを購入した際は、必ず排水ホースキャップを取り付けましょう。

家族で沖縄に住むなら・・・

本土から移住してきた保護者の方々から特に人気がある場所と言われるのが那覇市内にある新都心エリアです。私も沖縄の知人の紹介を受け、このエリアに住むことにしました。

道も広く、新都心公園という大きな公園もあり小さい子供にも優しいエリアとなっています。また大きな商業施設もいくつかあり、病院、レストラン、なんでも揃っておりとても便利です。

転勤された方々も数多く住んでいる地域ですので、初めて移住される方はまずここで間違いないでしょう。ただ新都心は地価が沖縄の中ではトップクラスで、家賃が周囲に比べて格段に高くなっておりますが、それだけの価値を感じさせる場所です。

本土出身の方々から評判のよい沖縄の幼稚園、小学校

私の経験上、県外から転勤で沖縄に来られたご家族の保護者の方々から比較的評判のいい幼稚園、小学校はこちらになります。

★幼稚園・・・

みのり幼稚園は少し学費が高い印象はありましたが、イベントが多く、一つひとつの開催規模が常識では考えられない程大きいので(運動会は競技場貸し切り、発表会も大型ホール貸し切りです)親子で楽しめます。

最初は不安が大きかったものの、3年間終えて振り返ると、園側も子供の為に熱心に取り組んでいただき、非の打ちどころのない素晴らしい幼稚園でした!!

★小学校・・・

那覇市で人気の高い新都心エリアが学区になっている小学校です。この周辺は前述のように環境がいい上、本土から来られた方もたくさんいるので、親同士も仲良くなり易いです。

その上、銘苅小学校は2005年、天久小学校は2012年設立となっており、まだ年月がそれほど経っていない為、校舎もとてもきれいです。





沖縄に移住して得すること

ここまで読まれた方は、沖縄へ移住することについて少なからず不安を抱かれた方もいらっしゃると思いますが、もちろん沖縄に住んで得することもあります。私が沖縄に移住して以来、これまで『沖縄に引っ越して良かった~』と感じた事をいくつか紹介します。

1.沖縄県内の人気ホテルが激安で泊まれる

沖縄県には「ちゅらとく」と言われる県民優遇制度があり、沖縄県に住民票を移して、会員登録すると、沖縄県内のリゾートホテルに激安で宿泊することができます。また、キャンセル料も直前までかからない点もこの「ちゅらとく」の魅力の一つです。

さらに沖縄彩発見という旅行クーポンがあり、10000円分のクーポンが半額の5000円で購入できる為、対象となる県内のホテルが実質なんと半額で宿泊できてしまいます。

沖縄に移住した際は是非この優遇制度を利用して、家族で沖縄の人気リゾートホテルを制覇してしまいましょう‼️

2.公園が沢山あり、遊具も充実している

沖縄県には、残念なことに子供が大好きな遊園地などのアミューズメントパークは一つもありませんが、代わりに大きな公園が沢山あり遊具も充実してるので、お金をかけずに子供を楽しませることができます。

3.沖縄といえば、、、

やっぱり海です。沖縄は海に囲まれた列島なので、いつも美しい海と接しながら生活できることは、この上ない贅沢ではないでしょうか❓

これまでの記述以外でもご家族での沖縄への移住に関してご相談をお持ちの方は掲示板<沖縄移住について>より、遠慮なくカキコください。筆者の経験を基に返信させていただきます。(もちろん無料です!)

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